同業者の仲間社長から電話がかかってきました。
『相談が… フロントの仕入と販売金額の掛け率どれくらいでやってる?』
えっ? そんな事考えた事もないョ
『隠さずに正直何%位利益を乗せて売るのかおしえてょ』
だから~、ウチの会社のフロントの机には電卓なんてナイから。
『ええ~?何で何で理解不能!』
なんてよく言われます。
しかし、本当におかしいのはどちらでしょう?
定価なんてものは無い世界で電卓たたく方がおかしい!
あるのはお客様が満足して頂いた金額が適正価格だといつも思っています。
電卓で自社自分の利益を考える時間より、もっともっとお客様がどうしてほしいのかの声を聴くべき!
市場を見て、感じなさい、自分がお客様の立場から考えなさい。
それが出来なければあなたはフロントでは無く、受付係と名乗りなさい!。
なんて 全国から当社に研修に来てくれるフロントマンからは電卓を取り上げてしまいます。
お客様はいつも《最高品質》の商品が欲しくてリサイクルパーツを探しているとは限りません。
そんな事なら今どきコンピューターが自動で正確に選んでくれるでしょうし、いっそヤフオクやWEBショップで、自分で探して注文した方が安くて欲しい物が自分で選べると思いませんか。自己責任だし。
私たちプロを自認するフロントマンの仕事は<コンシェルジュ>だと思っています。
プロのフロントマンはお客様のご希望にそった《最善の商品》を提案させて頂きます。
すべての中古部品、リビルト部品の市場流通価格は当然99%頭に入ってます。
だから市場より大幅に安く仕入れが出来た時には儲けさせて頂けます。
しかし…商品程度、金額、納期のバランスが当社フロントの基準に合わない場合は時として利益はほとんどありませんし、お客様にはお勧め出来ません。
高すぎ! 品質悪すぎ! あやしい物! 法外な仕入金額だからと言って、大切なお客様に法外な製品、金額を提示したくありません。
高い物しか仕入できない時はウン万円売って利益が500円なんて時もあります。
そんな時は…当社金庫番にゴメンナサイとあやまる。ひたすら。
プロの意地っす。
《多少在庫は有りますけどお勧めできるものが無いです!》
なんて当社フロントが言ってるときハハ~ンって感づいてくださいね。
ヤフオクにはあるぞ!なんてよく言われます。 良かったですね~。
だけど当社が自信を持って仕入してお勧めできる商品、会社ではありません。
ノークレーム・ノーリターンなんて言葉は大嫌いです。
プロの目から見て良い物と、アマの目から見てそこそこ上物は別物なんですよ。
最高の物と最善の物とを提案できるのがプロのコンシェルジュです。
<経営>は、ごめんなさい。私得意ではありません。
だから、儲からんのか。 でもOK